浄心寺坂

浄心寺坂

白山下交差点から東、丘の上の中山道へつながる坂がある。

浄心寺坂と呼ばれ、近くに浄心寺があるからついた名だと案内板に書いてある。だが、浄心寺という名の寺はこの坂の途中にも上下にも見当たらない。地図で見ても分からなかったがウェブ上で検索すると出てくるので良く見ると、坂の上、中山道を横切り本郷通りまでまっすぐに、現在道は無いので地図上で延長すると、浄心寺とある。なるほど。

この道は一方通行で、抜け道のようにも使われている。ここの南側には崖のような地形が続くから、昔から使い勝手の良い道として機能していたのだろうか。白山下から見れば上がった先の寺の名で呼ぶのは自然なことかもしれない。

とはいえ、坂下に八百屋於七の墓があるため、別名を於七坂ともいい、そのほうが理解し易い。ちなみに浄心寺のウェブサイトにある地図では浄心寺坂の名は書かれていなかった。

新坂(福山坂)

新坂(福山坂)

白山は南北に長い谷とその東西の丘の上に作られた町。

つまり、坂に囲まれている町でもある。

東南の端にあるのが、新坂(福山坂)。写真のSカーブ注意の標識あたりまでが白山で、その先は西片。さらに東京大学の正門付近へと歩いて行ける。

新坂と名づけられた坂は文京区内にいくつもあって、別名を持つ坂もある。丘の上に福山藩の屋敷があったことから、ここは福山坂とも呼ばれている。

丘は丸山と呼ばれていたようで、この辺りの町内会である丸山福山町町会の名に残っている。