白山神社例大祭神輿渡御

白山神社例大祭

白山神社では、9月の第3日曜日とその前日に秋の例大祭が行われている。各氏子による神輿渡御と盆踊りが行われる。神輿渡御のクライマックスとして、連合渡御の終わりに白山下交差点で神輿が一塊となって揉み合う場面がある。

白山神社の氏子となっている町会の範囲は、この時期に道路沿いに立てられている幟を見ると、すぐに分かる。地域的には白山といってもよい白山上の商店街には根津神社の幟が立ち、小石川の方に近づくと簸川神社の幟になっている。本郷の方では桜木神社となっている。白山神社の氏子町会は案外狭い。けれども神社の境内にある各町会のための蔵を数えると13棟もある。では、神輿は13基も出るのかというとそうはいかないらしい。昔のことは知らないが、2012年神輿渡御のラストを飾る連合渡御では合計4基であった。担ぎ手が着ている半纏は様々な町会のものが入り混じり、離れた地域のものも数多く見られ、いわゆる助っ人なしでは成り立たなくなっているのがはっきりと分かる。4基出ただけでも奇跡なのかもしれない。