午前5時。白山神社の枝垂桜。

午前5時 白山神社と枝垂桜

最近、午前5時台に写真を撮ることにしている。春分からこちら、日の出が早くなるにつれてこの時間の空は日に日に明るさを増していく。ほんの数日前、桜の花が満開のころには、この境内の空もまだ「暗黒色」だった。それがこの日は「ライトブルー」だ。社殿の前の枝垂桜はまだ花を残していたが、花が咲くのが早かった今年、明るい午前5時になる頃にはすっかり散ってしまっていることだろう。

小石川植物園(2013春)

小石川植物園(2013春)

2013年の東京の桜の開花は非常に早く、満開の時期があっという間に来てしまった。

なので、満開の時期の写真を撮り損ねるかと思ったが、その後はどんよりとした天候が続き、花が散るペースも鈍ったようだ。おかげで、平日のある日、植物園でゆっくりと観ることができた。

桜の写真にはちょっと厳しい曇天だったが、他の花もけっこう咲いていて春真っ只中な雰囲気は十分であった。

とはいえ、まだ寒さは残るので、園内の売店のソフトクリームを食べるのはもう少し暖かくなってからにしようと思う。

桜の林

小石川植物園(春)

江戸時代からの歴史をもつ小石川植物園。

白山の隣である小石川の名を持ちながらも所在地は白山。「白山御殿跡」から「小石川御薬園」を経て今に至る土地の歴史が垣間見られる。

4月の良く晴れた平日。10人ほどが開園を待っていた。入って坂を上がると一角が桜の林となっている。ソメイヨシノが多いが、それだけでなく、さまざまな種類の桜を楽しめるのは植物園ならでは。もちろんツツジやヤマブキも咲いているし、イロハモミジの花が咲いていて陽が当たると遠目には紅葉のようにも見える。いろんな種類があるおかげで、おきまりの花や紅葉の季節以外の姿を気づかせてくれるのも楽しい。

ひとしきり桜の花を撮影して、庭園になっているほうへと下りていく。花が少ない時期にはそこで静かなひとときを過ごすのに良いところ。近所には印刷、製本関連の工場が多く、時折機械の音が聞こえてくるのも、むしろ静かさが強調された不思議な感覚になって面白い。

小さな坂道の梅

小さな坂道の梅

3月25日の日曜日。

雲も多いが、昼間の陽射しは暖かく、たまたま見つけた梅の花が満開だったので、写真を載せておきます。

白山通りから小さな坂道をちょっと見上げた所で日の光をキラキラさせていたので気がついた。

はじめは桜だと思った。ところが、幹を見て梅じゃないかと思うも、知識と経験が無い上、3月下旬でピンク色の花なので判断できない。

梅にしては遅いし、桜の開花はまだ聞いていない。桜だとするとどうしてここは早いのだろう。

結論は梅としたが、なんにせよ、春なんだからチェックしとけよと教えてくれたことには違いない。